9.25 FRI ROADSHOW

渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開

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Introduction

北から南へ、孤独から出会いへ。
人生が動き出す、その瞬間を鮮やかに映し出す。
世界各国で19の賞に輝いた、心揺さぶるヒューマンドラマ

本作は、脱北者でありゲイであるという「二重のマイノリティ」を生きる若者の姿を通して、韓国で生きる脱北者の日常や葛藤、ゲイとして生きる不安や戸惑いを、具体的な手触りをもって描き出すヒューマンドラマである。時に残酷で、時に優しく、そしてどこかユーモラス。居場所のない世界で不器用に生きながら、それでも誰かとつながろうとする姿に、胸を締め付けられる。誰もが経験する「初めての一歩」に、共感せずにはいられない。

2025年、サンフランシスコ国際映画祭でワールドプレミアを迎え、全州国際映画祭にて四冠を受賞。韓国公開時には、独立・芸術映画(韓国映画)部門にて複数日にわたりランキング首位を記録するなど注目を集め、その後もミラノ、バンクーバー、パリ、パームスプリングスなど世界各地の映画祭で主要賞を受賞。さらに青龍映画賞ノミネートを経て、第62回百想芸術大賞映画部門・最優秀新人監督賞を受賞するなど、韓国国内外で高い評価を受けた話題作である。静かな語り口の中に、アイデンティティや理解、「共に生きること」の意味を問いかける。

Story

鍾路3街駅、6番出口、午後7時。
誰かと笑えた、
その日から世界は変わりはじめた

北朝鮮から脱北したゲイの青年チョルジュン。彼は、脱北者同士の強い絆に支えられながらも、自らがゲイであることを隠したまま、深い孤独を抱えていた。韓国社会にも脱北者コミュニティにも、完全には居場所を見出せずにいた彼は、やがてソウルの活気あるゲイコミュニティへと足を踏み入れる。そこで出会ったヨンジュンとの関係をきっかけに、初めての仲間、初めてのつながりを得ながら、少しずつ世界を広げていくが――。

Reviews

映画祭上映後に寄せられた声

ご紹介しきれないほど、たくさんのご感想をいただきました。

その一部をご紹介します。

韓国に馴染めず心を開けなかったゲイの脱北者である青年の成長譚、日本初公開、韓国映画『 3670 』。脱北者が韓国に定着する難しさ、韓国のゲイコミニティ事情、韓国の青年たちの就職難など、孤独を抱えるのは脱北者だけではないというところも含めて韓国の現実とその様々な葛藤を切り取ったヒューマンストーリーとして秀逸なんだけど、、、それに加えて私は韓国人と脱北者の青年のリアルなラブストーリーにかなり胸を焦がして2人の結末に涙したことをそっと告白しておく。観終わったあとこの2枚のポスターみただけでグッとくる。劇場に笑いが起こる会話劇としてもめちゃくちゃ面白かった。これはもう一度観たい。アジアンクィア映画祭にて。

── 𝕞𝕚𝕜𝕠 ドラマ映画沼の住人

脱北者のゲイの青年。どちらのコミュニティにも疎外感を覚えていたが同世代のゲイの友人が出来たことから世界が広がっていく

韓国クィア映画の新たな視点を見せてもらった思い。明るい話とは言えずとも希望はある。奥深いヒューマンドラマであり、切ないラブストーリーであり…とても良かった

── ナオミント/深山名生

確実に今年のベストトップ10に入る映画 。
ラストに流れる曲は、今もふとした時に頭の中で流れる。
韓国の南北問題・脱北者・クィアを背景に亀裂、孤独、友情といった普遍的なテーマが描かれる。
ここまで余韻が残るのは、主演二人に感情移入して、別次元の痛みに胸が痛いのに清々しいから。
人は皆同じである。私たちには分断に抗う気持ちがある。

── 松下由美 映画プレゼンター・大学講師・通訳

脱北者のゲイの青年のセンチメンタルストーリー
ダブルマイノリティーゆえの葛藤だけではなく、ゲイなら具合が悪くなるぐらいのリアルな心理描写とナイトライフの描き方…
あーこういう道歩んだ、こういう奴いた、こういうボコし合いした
若者のすべてが詰まっていました

── ホモくん a.k.a ニョーイチロウ

アジアンクィア映画祭「3670」鑑賞🎬
脱北したゲイの若者が勇気を出してソウルのゲイコミュニティに足を踏み入れ初めての合コン、ゲイバー、クラブと体験しながら葛藤や友情、恋愛を描いた作品。
お国柄な冗談やユーモアのある会話劇が面白いしストーリーも良くて素晴らしい作品でした!

── あ〜すけ

傑作!脱北者コミュニティとゲイコミュニティのどちらにも自分の“席”を確保できない青年の苦悩、ゲイコミュニティの中にも蔓延る悪しきホモソーシャル仕草、時に残酷で時に優しい彼らの交流を描く手つきの瑞々しさと洗練。「おぼこい」の最高形態みたいな主人公チョ・ユヒョンが素晴らしい!

主人公を韓国ゲイコミュニティにいざなうガイドとなるキム・ヒョンモクが若き黄渤といったルックスと雰囲気で、彼もとてもよかった。脱北者差別と同性愛嫌悪、理不尽な障壁を前に立ち尽くし再び歩きだす人たちへの楽観でも悲観でもない、でも希望の欠片を差し出すような映画だった。珠玉。

── ゆか

〝鍾路3街6番出口7時に集合、参加者は数字の最後に1を足して〟
家族と離れ脱北した主人公が、繋がりを求めてゲイの友人を見つけようと一歩踏み出すところから始まる映画『3670』。孤独を背負い居場所を探して必死に生き、1人の友人との出会いにより見える世界や行動、表情が変わっていく過程に泣いた。

── 韓国ドラマ好きのだらだら子

アジアンクィア映画祭で観た3670、脱北者でゲイという交差性を持った若者の視点で韓国社会をぎこちなくも人情深く描き、ゲイコミュニティ、脱北者コミュニティ、キリスト教コミュニティと主人公が居場所を探し足をつける地を固めながら次の誰かに居場所を与えていく素敵な物語だった。

── 文明

まだ2月だっていうのに今年のナンバーワン映画だと言って歩きたいほどアジアンクィア映画祭で観た「3670」が最高で何度も何度も思い返してはまた観たいという衝動に駆られてる… できることなら絶対日本全国で公開して欲しいしするべき映画だ……

── R

アジアンクィア映画祭で
韓国映画『3670』観てきた🎥

脱北者のゲイの青年が
不安や孤独を抱えながら

ソウルで「居場所」を探し
仲間と出会い、つながっていく姿に

東京に移住したばかりの自分と重ねた。

── KOTFE(コッフェ)

第5回アジアンクィア映画祭で『3670』も鑑賞🎥
ゲイであり脱北者でもある主人公の揺らぎを丁寧に描く。
仲間との関係性や感情の機微も繊細で、登場人物達は個性豊かで魅力的。
誰もが不器用でありながらも懸命に生きている。
友人の「幸せならいいんだ」という言葉が心に深く刺さった。

── さくら

Awards

— 全州国際映画祭 韓国コンペティション部門 配給支援賞/CGV賞/Watcha賞/俳優賞(キム・ヒョンモク) 受賞

— MiXミラノ国際LGBTQ+映画祭 最優秀長編映画賞 受賞

— フランクフルト韓国映画祭 新人賞 受賞

— パリ韓国映画祭 観客賞 受賞

— OUTshine映画祭 最優秀長編映画賞 審査員賞次点

— バンクーバー国際映画祭 観客賞 受賞

— ロンドン韓国映画祭 観客賞(第2位) 受賞

— 韓国映画批評家協会賞 新人監督賞/新人男優賞 受賞

— 釜山映画批評家協会賞 新人監督賞/新人男優賞 受賞

— CINE21 今年の新人監督賞/新人俳優賞 受賞

— パームスプリングス国際映画祭 New Voices New Visions賞 受賞

— 百想芸術大賞2026 映画部門 最優秀新人監督賞 受賞

— 野花映画賞(韓国独立映画賞) 新人監督賞 受賞

Cast

チョルジュン:チョ・ユヒョン

1991年生まれ。短編映画と演劇の舞台を中心に活動してきた韓国の俳優。2021年のソウル独立映画祭「俳優プロジェクト・60秒独白フェスティバル」の映像を通じてパク・ジュンホ監督に見出され、本作『3670』で長編映画初主演を果たした。脱北者でありながら韓国のゲイ・コミュニティへ足を踏み入れていく青年チョルジュン役を、繊細な感情表現と静かな存在感で体現している。
『3670』(2025)への映画出演のほか、ドラマでは、『京城クリーチャー』(2024)、『トランク』(2024)などに出演。公開待機作として、『롱 베케이션』、『코리언즈』が控えている。舞台俳優としても活動し、『죽음의 집』(2024)、『정글북:모글리의 파동』(2024)では主演を務めた。

ヨンジュン:キム・ヒョンモク

1991年生まれ。映画、ドラマ、舞台を横断しながら活動を続ける韓国の俳優。『3670』では、人懐っこいムードメーカーでありながら、本心を隠して生きるヨンジュン役を演じ、抑制の効いた演技が高く評価され、第26回全州国際映画祭韓国コンペティション俳優賞を受賞した。
主な映画出演作に、『3670』(2025)、『私たちは天国には行けないけど、愛することはできる』(2024)、『제비 (Swallow)』(2023)、『記憶の夜』(2017)など。ドラマでは、『マスクガール』(2023)、『イ・ドゥナ!』(2023)、『サムダルリへようこそ』(2023)、『医師チャ・ジョンスク』(2023)、『悪魔なカノジョは裁判官』(2024)、『暴君のシェフ』(2025)、『キングダム:アシンの物語』(2021)、『アルハンブラ宮殿の思い出』(2018)など、数多くの話題作に出演。公開待機作として、『러브 클라우드』、『너 말고 다른 연애』が控えている。舞台俳優としても活動し、ミュージカル『도깨비불』(2024)、演劇『도시늘보 표류기』(2025)などに出演している。

ヒョンテク:チョ・デヒ

1994年生まれ。特技はボクシングとフェンシング。短編映画を中心に経験を積んできた韓国の俳優。本作『3670』では、チョルジュンが足を踏み入れる同世代のゲイ・コミュニティで「一番人気の青年」として描かれるヒョンテク役を演じる。
『3670』(2025)への映画出演のほか、ドラマでは、『暴君』(2024)、『ナインパズル』(2025)、『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』(2025)などに出演。公開待機作として、『레이디 두아』、『러브어페어』が控えている。

Staff

監督・脚本・編集:パク・ジュンホ

韓国・麗水出身。
韓国芸術総合学校にて映画演出を専攻し、在学中に短編映画『Almond: My Voice is Breaking』(2017)、『EUNSEO』(2019)を制作。
脚本家として活動した後、長編デビュー作『3670』(2025)を発表した。本作で第62回百想芸術大賞・映画部門最優秀新人監督賞を受賞。

フィルモグラフィー
『EUNSEO』(2019/29分)
・ロチェスター国際映画祭(2020)
・平昌国際平和映画祭(2019)グランプリ

『Almond: My Voice is Breaking』(2017/14分)
・ショー・ミー・ショーツ映画祭(2018)
・パリ韓国映画祭(FFCP)(2017)
・ソウル独立映画祭(2017)
・青龍映画賞(2017)ノミネート

プロデューサー:イ・ヘイン


世宗大学にて映画芸術を学ぶ。パク・ジュンホ監督とは、短編映画『EUNSEO』(2019)から協働を開始し、監督の初長編『3670』でプロデューサーを務めた。
主な作品:『Three of a Kind』(2026)、『3670』(2025)、『Hellbound シーズン2』(2023)、『JUNG_E』(2022)



撮影:ハン・サンギル


美しい自然で知られる済州島出身。韓国芸術総合学校にて撮影を学んだ。
主な作品:『3670』(2025)、『The Guest』(2023)、『Good Deal』(2022)、『Welcome to the Guesthouse』(2020)、『EUNSEO』(2019)、『Reonghee』(2019)、『May 14th』(2018)、『Almond: My Voice is Breaking』(2017)



美術:チェ・ジュンシク


『3670』に美術監督として参加。
これまでに短編映画『My Neighbor Baby(옆집 아기)』、『My Short Love Story(나의 짧은 연애이야기)』を監督している。



音楽:イ・スビン


ソウルを拠点に活動する映画音楽・現代音楽の作曲家。
主な映画音楽作品:『3670』、『The Summer/あの夏』(ハン・ジウォン監督)、『Wooju Bakery(우주빵집)』

Theater

 関東地区

東京

2026年9月25日(金)〜

 近畿地区

京都

2026年10月9日(金)〜

大阪

2026年10月17日(土)〜

監督・脚本・編集:パク・ジュンホ
出演:チョ・ユヒョン/キム・ヒョンモク/チョ・デヒ
プロデューサー:イ・ヘイン
撮影:ハン・サンギル
照明:ソン・ガンソク
美術:チェ・ジュンシク
衣装:キム・ハンナ パク・スンウォン
ヘアメイク:ミョン・ユンヒ
録音:クァク・スンジェ
音響:キム・ウォン
音楽:イ・スビン
製作:Orot Film
日本語字幕:吉田ひなこ
翻訳監修:蔡七美

2025年/韓国/124分/カラー/シネマスコープ(2.39:1)/5.1ch
映倫番号:61163
区分:G
© Orot Film
配給:ショートレッグフィルム